メッシ

社長えんま帖のメッシのレビュー・感想・評価

社長えんま帖(1969年製作の映画)
3.5
アメリカとの合弁会社設立のため、怪しい仲介役の日系人を追いかけて九州まで来てしまう、森繁御一行。な話。偉大なドン、ボス、指揮者、司令塔である森繁の回りに小林桂樹、加東大介、オザショー!藤岡琢也、若き関口宏がイキイキとコント合戦を繰り広げる90分。声を出して笑ってしまう。オザショーの牛乳瓶の底メガネのぶっ飛び加減、藤岡琢也の怪しい日系人も面白かったが、やっぱり森繁の社長然とした演技力は凄い!社長にしか見えない人ってなかなかいないんではなかろうか。その艶のある顔、髭、スーツの着こなし、声のトーン、歩き方、目線などなど、社長にしか見えない。当たり前過ぎるが、森繁の洞察力ってとんでもないんではないだろうか。
面白かったです。
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