ゆかち

男と女のゆかちのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
4.0
~午前十時の映画祭にて~

このタイトルとジャケ、そしておフランスということから濃厚な男女のラブストーリーかと思いきや…
なんとも現実的な物語でした。
夫を亡くしたアンヌと妻を亡くしたジャン=ルイ。
大切な人を失った境遇は同じ。
二人が出会い、これからきっと素敵な恋愛が始まるんだろうなぁと思ったら…
(良い終わり方なのでご安心を◎)

愛した人を失う辛さ、振り振られとかじゃなく亡くなってしまったら立ち直れないよ。
でも生きていかなければならない。
次の恋愛に踏み出せてもふとした時に思い出す…
頭では分かってるのに心は正直(ρ_;)
でも、だからこそ、今生きてる私達に必要なこと。
分かったときに前へ進めるのかもしれない。


ダ~バ~ダ♪ダバダバダッダバダバダッ♬
聞いたことのある気だるげでおしゃれなこの曲、少しだけじゃなく全面的に流れるから上映後も頭から離れることはなく、つい口ずさんでしまう。. •*¨*•♬✧もちろん今も聞きながらこのレビューを書いています✍

この映画、セリフなんてなくてもすべてが伝わるんじゃないだろうかってくらいワンシーンが長くて受け取りやすい。(言い換えると退屈)
全体的にオシャレで情緒溢れてます。どこ切り取っても絵になる美男美女。
ただ私にはまだ二十年くらい早かった模様(´∀`;)

だがしかし、今作の続編が53年の時を経て同じキャストで描かれていることを知ったので絶対観ます。そしてまた今作を観たらきっと見方が変わりそう。これだから映画ってやめられないよね♡♡
ゆかち

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