きりん

男と女のきりんのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
3.8
スタントマンの夫と死別したアンヌ(アヌーク・エーメ)と妻に自殺されたカーレーサーのジャン(ジャン=ルイ・トランティニャン)による大人の恋愛を描く話🇫🇷


幼い子供を預ける寄宿学校での運命的な出会いによってお互いを意識し惹かれ合う展開に💕同じような境遇の二人の心の隙間を埋めるには偶然ではなく必然だったのかもしれない。

惹かれ合う二人だけど過去の悲しい記憶がなんだか切なくもどかしくて。大きな起伏はないもののしっとりとしたロマンスを音楽と見事なカメラワーク、カット割りで表現し、大人の恋模様を魅せてくれる。

二人の時間が観てる者にも浸透していくような心地よく柔らかい感じはフランス映画ならではなのかな。

観た後どうしてもフランシス・レイ作曲の主題歌 ラ~ラ~ラ~ ダバダバダッ ダバダバダッ.•♬ が頭から離れない✨ついついダバダバダを口ずさんでしまう中毒性がヤヴァイ笑 日本でも多くのCMで起用された名曲オブ名曲🎶なんならこの音楽のためにある映画と言っても過言ではないくらい。

またモノクロとカラーを交互に組み合わせる編集が美しくて魅入ってしまう。モノクロもただのモノクロではなくセピアだったりブルーがかったりと心情や緊張感をも表してるようにも思える。

女心はわからない

同じことを思いながらも訪れるラストシーンにズギュンだった←語彙力

また本作から20年後を描いた『男と女II』53年後の続編『男と女 人生最良の日々』が同じ監督、キャストで綴られているってんだから驚き!いつか観なきゃだわ✨✨✨
きりん

きりん