LEO

HEROのLEOのレビュー・感想・評価

HERO(2007年製作の映画)
3.0
東京地検・城西支部に6年ぶりに異動になった検事・久利生公平はとある傷害致死事件の公判検事を任されることになるが、公判で容疑者が一転無罪を主張するという事態が起こる。
その容疑者を弁護するのは、刑事事件無罪獲得数日本一の敏腕弁護士・蒲生一臣。
実はこの事件は、代議士・花岡練三郎の贈収賄事件を左右する鍵を握っていることが分かるのだが、検事、事務官、そして特捜部までも巻き込みながら久利生が有罪を立証する話。

キムタク映画2本目。
ドラマは観たことないが、いかにもフジのドラマだねって感じの作品。
別に韓国ロケなんかしなくていいし、イ・ビョンホンなんか出さなくていいじゃん。
というか、わざわざ映画にするほどの話でもない。(つまらないという意味では決してない)

改めて思ったけど、キムタクって孤高の人なんだなぁ。
スーパーアイドル過ぎて、きっと普段から一人の世界で生きているに違いない。
どのシーンでも彼だけ会話が浮いている。
セリフは滑らかに自然に交わしているんだけど、彼の前には壁がある。
一種「田村正和」さんみたいな?とも思ったけどちょっと違う。
田村さんは役に入った自分が本物で、私生活の田村正和はいないのかもしれない。
だから彼の会話は作品内の人物としてしっかり生きている。
キムタクの会話は、作品内にキムタクが割り込んで“セリフ”を喋っているだけ。

でも「カッコいいキムタクが観れるならそれでいい♪」という人がこれだけ多いんだから、それはそれで芸能人としてはいいんだろう。
この先もっと歳取ったらどうなるか知らんが…。
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