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ラヴ・ストリームスの10000lyfhのレビュー・感想・評価

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)
4.5
メンタルな絆としての継続的な愛情をサーチする姉、放蕩なセックスライフを満喫する弟、対照的ながら強い絆で結ばれるアラフィフ 2人の人生が交錯する場所と時間。ちょっと癖のあるアッパーミドルクラスの、イヴェント過剰気味の日常を切り取った映画で、人物たち、彼らのインタラクションや関係性、感情などのリアルさは唯一無二。カサヴェテス名物エスタブリッシングなしでいきなり開始(ガチシーンによるエスタブリッシングともとれる)、暗転など皆無で硬派な雰囲気。主演 2人の演技が安定の極み。人物の表情を克明に捉える CU が多用され、カメラは時々手持ちで機動力を発揮。電話がやたらかかってきて、家にやたら人や車やタクシーが来るのが印象に残る。当時のアラフィフが実際に聴いていただろうジャズヴォーカルやオールディーズを中心に、ソースミュージックは多いが、劇伴は要所のみに、シンプルなギターや、終盤の夢シーンのトイミュージックやオペラなど。飲酒運転、子供の飲酒喫煙、タバコ吸い過ぎなどが瑕疵
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