hawelka1992

ラヴ・ストリームスのhawelka1992のレビュー・感想・評価

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)
3.5
ほんとにバカバカしいというか、醜悪ではないけど愚かしい主人公たちが、少し可愛く見えるのが不思議だ。

楽しくてキラキラした瞬間と、その後にやってくる、気のおもーいシーンを断続的に繰り返して、ちょっと気が滅入るけど、そのあとまた別の変な行動をしちゃう。でも、カッコつけないで、というとまた少し違う感じがするけど、正直に、気まずかったり恥ずかしいところをみせられると、わらってしまう。よりぶっ飛んでいる方がいるともう一方はまともになるのもわかる気がしたし、面白かった。サラが動物を大量に連れてきた時の、真顔に戻るあの感じ、自分も経験したことがある。

ジムが一瞬男になったのをみて爆笑するシーンとか、最後に帽子を振るところとか、わけわからんなー、と思うところもいっぱいあるし、なんか全然わからん。けど、カサヴェテスの顔も、ジーナの演技も、見入ってしまう魅力がある。

映画が好きな人達は、この映画のどこにハマるのだろう?全然わからないし、何が名作かはわからないけど、ところどころ、あぁ、なんかあんまり映画とかで見ないけど、この感覚知ってる、とか、呆れて脱力してしまう感じとか、ダンスしてる時の最高さとか、めっちゃいいな、と思うとこもあるし、なんとなくいい作品なのかも、という気もする。でもわからんね。多分ゲラゲラ笑ってみていいやつだと思ってるのだけど、あってるのか?私はウケました。
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