なすび

ラヴ・ストリームスのなすびのレビュー・感想・評価

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)
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変な映画だったなぁ。。。カサヴェテスはまだ好きになれてない監督の一人なんだけど、濱口竜介監督が好きと言ってるから、私も負けずに(?)どこがいいのか発見してやろうとまだあきらめてない!今回のジョンカサヴェテスレトロスペクティブでは、配信サービスとかにないこちらを見てみることにしました!

いやぁ変な映画だったなぁ。。。(二度目)なんの話だったのか、今でもよくわかってないけど、監督が変な人に興味を寄せていることはわかった。今回は変な人が二人出てきます。その二人は姉弟です。でもその二人が姉弟だということは映画のけっこう後半になってからしか気づきません(これは私だけなのか?)。その二人を演じているのはなんと、現実世界では夫婦の監督とジーナローランズです笑 てかよぅ、この弟の方が監督だと知らなくて、映画見終わった後に調べてびっくりしたよぅ!笑 たしかに映画見てる時ふと思ったんよね、ジーナローランズは監督の妻やからやばい人のイメージを共有できているとして、この主演の俳優はどういう風にこの役を演じてくれって言われたんやろう💭と。そんな心配は必要なかった、監督ご自身でした。そういう目で見ると、この夫婦やばっと思ってちょっとこの映画好きになった。普通、夫婦W主演でクレイジーな姉と弟を演じることとかないやん。おもしろすぎるなー。

ジーナローランズってほんとすごい顔よね。見るたび毎回びっくりしてしまうしなんなら怖いまであるから、私は最初の方直視できなかった。なんか目離れてるし、顔がどでーんとあって、髪の毛も毛量すごいし、髪の毛邪魔そうだから結べば?って思うし、その割に脚は細くて、すごいバランス…。ジーナローランズが演じてた女性もすごいよね、ずっと「私はこれからバランスをちゃんとするわ」とか「愛は流れよ(ラブイズストリーム、って題名にもなってる)」とか繰り返し言ってるんだけど、一体どういうことなんかわけわからんのよね。でもこの「愛は流れよ、止まらない流れ」っていうのは濱口監督の『寝ても覚めても』の主題歌tofubeatsのRIVERの歌い出しを思い出したな。「寝ても覚めても愛は とめどなく流れる」って。それを踏まえて『寝ても覚めても』もう一度見返したらなんか気付くことがあるのかな。あの映画が好きすぎて怖くてもう見返せないのだけど。

息子も散々な目にあったのに、逃げるようにして帰ったのに、でも「パパ愛してる」って言ったのはなんでなんだろう。愛とは何なんだろう💭

ジーナローランズが見る夢のシーンで、子どもと元夫をしょうもないおもちゃで笑わせようとするシーンがトラウマになりそう。最後飛び込み台からバク転するのが怖すぎた。
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