行き場のない孤独を感じている姉妹。
愛は絶え間なく流れるものだと考える妹、だけど流れていった愛ばかりを追いかけて、目の前の愛に気づけない。
兄は色んな人から愛されるがどこか満たされない、ジョンカサへデスの孤独で寂しげな演技が光る。
結局愛にも色んな種類があって、ジーナローランズは家族愛、ジョンカサヴェデスは母の愛を求めていたのではないか。
そう考えれば動物をたくさん家に連れてきたことや、バーの歌手の母のことも納得いく。
側から見れば身勝手で頭のおかしい奴らに見えるかもしれない兄弟を観る側が思わず寄り添ってしまうような愛らしい様に描いていた。