愛を拒まれ続ける女と一途な愛を知らない男が上手い具合にお互いを補完しあってゆく物語が心地よい。調和しあったと思ったらまたすれ違ってゆくことこそが流れる愛ということなのかな。
2人の関係性が中盤まで…
家族を失った姉弟は愛を求めている。愛に執着していると言ってよい。
弟は多数の異性と肉体関係を持ち、表向き器用に生きながらも、孤独を埋められず、歌手の女性に執着的な愛を見せる。しかし上手くいかない。…
どこまでも利己的な(愛の代わりに金を与える)男と、どこまでも愛を信じる姉。
ほとんどのシーンが家で、来客の多い映画だからか「招き入れる」という行動がとても気になる。
すごく精神的な意味があるように…
酒と煙草と男と女。(そして動物達)
愛がなさすぎ&虚しい愛をばら撒き続けて中身が空っぽになっている小説家と、愛が強すぎ&家族からの愛が欲しいのにそれが叶わずおかしくなっていく彼の姉。
愛の奔流を渡っ…
やっぱりカサヴェテスの映画は面白い。かなり変な映画だし、こういうのがインデペンデントなんだろうな。序盤のジーナローランズが離婚調停してるシリアスなシーンとカサヴェテスが女をはべらかしてるコメディチッ…
>>続きを読むジョン・カサヴェテスが監督、妻のジーナ・ローランズと姉弟を演じ、夫婦愛が感じられる作品。
姉は離婚調停中で、娘はエキセントリックな母を嫌い、父と暮らしたいと言い出し、またもやおかしくなる。
弟は小説…
まるで子どものような大人たち、不器用で、直情的で。
でも、人は誰しも多かれ少なかれどうしても捨て去れない子どもな部分があって、その部分こそがその人の個性を、その人が誰とも似てない唯一無二な存在である…
自身の子どもに執着し家族との精神的な結びつきによる愛を求める姉と、子どもに執着せずむしろ疎んでおり、自身のファンを囲って擬似家族として暮らし、肉感的な繋がりによる愛を求める弟。
どちらも狂気の極点…