まるで子どものような大人たち、不器用で、直情的で。
でも、人は誰しも多かれ少なかれどうしても捨て去れない子どもな部分があって、その部分こそがその人の個性を、その人が誰とも似てない唯一無二な存在である…
自身の子どもに執着し家族との精神的な結びつきによる愛を求める姉と、子どもに執着せずむしろ疎んでおり、自身のファンを囲って擬似家族として暮らし、肉感的な繋がりによる愛を求める弟。
どちらも狂気の極点…
カサヴェテスの遺作にして集大成。
これまでの愛、孤独、狂気などの共通するテーマ全部のせ仕様。
ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズは、これまでの作品に登場した男女による組合せの進化系を示して…
カサヴェテス×ローランズの再会シーン、ダンスのシーンは実生活の夫婦だからか、何とも言えない感情になった
「こわれゆく女」「オープニング・ナイト」に引き続きローランズの情緒不安定な演技は今作でも凄く…