April01

運命の女のApril01のレビュー・感想・評価

運命の女(2002年製作の映画)
3.5
オリヴィエ・マルティネスがカッコ良すぎて虜となる。
なんとかこの点数、ほぼ彼に捧げてる。もちろんレインの妖艶な体当たり演技あっての対ではあるけれど。

後半はリチャード・ギアが憎たらしすぎてムカムカして見てられない。
酷いな〜。全然正当化されないので!
お前なんてことするんだよ!と ただただ不愉快。
後でダイアン・レイン演じる妻にぶつけてるけど、その怒りは最初からそちらに向けるべきだったね!
気分が悪いとかなんとか言ってやらかした事、子供かよ!
法治国家においては弁護士使って法的に賠償させるという正攻法があるわけだから。

あの時タクシーに乗れてたらね。
写真を燃やしながら思い出すところ、オリヴィエ演じる彼を想いツライ。
そうなってしまったのは男女双方の問題。どちらか一方に暴力的制裁を加えた事が胸糞悪すぎ。

カフェ・ノワールでのオリヴィエが魅力的すぎて頭から離れない。

逃げる話してる妻にもムカムカ。
お前らの愛し合うシーンいらないので!
特にラストの数分間、レインとギアのself-pityな様子が我慢できない!

主人公が住んでいるのは、ニューヨーク州ウェストチェスター郡
都会のNY中心部でなく郊外に住んでいることが本作のポイント
夫は電車通勤
妻も出る時はグランド・セントラル駅へ電車移動
事件の時は車を利用したため、駐禁チケットを切られたことが警察に重要参考人と目される1つのきっかけになっている。
夫が自宅最寄りの駅で下車後、さらにパーキングに向かい車で帰宅する描写から、駅からも遠いことがわかる。
オリヴィエ演じる相手はソーホーに住み、女と映画館デートしたり食事したり、会話の中で郊外住みは嫌だ、と言ったことなどが夫の気持ちを傷つける伏線になっているので重要。
April01

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