美しさとは、さまざまな社会的な尺度からは基本的に外れた場所に存在することを、1人の少女の姿を通して、鮮やかに描き出していたように思う。
またそれゆえに、美しさに近づこうとしても、社会的なまなざしは…
ロゼッタが生活保護ではなく就労に拘ること、チクってまで自分の職を得ようとする事。彼女の行動を頭ごなしに否定することは少なくとも僕には出来ない。少なくとも彼女の生活のその頽廃さの中に一貫した信念が潜ん…
>>続きを読む【貧しいフランス人家庭を丹念に描く】
(以下は2005年に書いたレビューです。)
本年度のカンヌ映画祭で2度目のパルムドールを受賞した「ある子供」の公開に先立ち、ジャン=ピエール&リュックのダル…
貧困の中での葛藤を描いていた。
もっとラクに生きたらいいのにと思う場面がいくつかあり、あまり共感はできなかった。
キャンプ場の出入り口と靴の履き替えを繰り返し見せているが、伏線回収とかも無かったので…
世界観に引き摺り込まれてしんどくて
視聴してすぐにレビューを書けなかった。
ずっと早歩きしてるロゼッタを隣で見てる様で本当に苦しかった。
手持ちカメラのせいだ!
気づいたら彼女と同じようにうむいて…
母親はアルコール依存症、家はキャンプ場のトレイラーハウス、職なしのロゼッタの物語。
よそいきの靴から長靴に履き替えるところがロゼッタの結界なんだろうな…。
その結界を踏み越えてきたリケ。とてもいい人…
2023/7/8
アルコール中毒の母親と暮らすロゼッタ。仕事をクビになった時に駄々をこねる彼女に驚いたけれど、それくらい働ける場所が少ないということ。そして、家はキャンプ場のトレーラーハウスで、母親…