kazu1961

ロゼッタのkazu1961のレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-477 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋またまた、ダルデンヌ兄弟の作品です。本作は、1999年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールと主演のエミリー・ドゥケンヌが女優賞を受賞した作品で、特にダルデンヌ兄弟作品の中では有名な作品です。

🖋他の作品同様、一切の余計なナレーションや台詞、音楽を排除し、主人公ロゼッタの演技とカメラワークだけでドキュメンタリー風に、その貧困とダメ母に苛まされる孤独な状況を浮き彫りにして行きます。ロゼッタと一体となって主体的な同化させる際にはロゼッタの背面から撮影し、客観的な事象を描く際にはロゼッタの前面から撮影するなど、その演出も秀逸です。

🖋常にその取り巻く社会への反抗と、諦めのような変化しない顔つき。世界の淵で踏ん張ってる厳しさがその表情から汲み取られます。しかしある時青年と出会い、初めてその苦しみの涙を流した時、そこらは始まるであろう微かな希望に望みを託したくなります。

🖋その背景にはヨーロッパにおける失業問題に対するメッセージが強く込められているんですね。。。

😨物語は。。。(参考:Yahoo moviesより)
キャンプ場のトレーラーハウスで酒浸りの母と暮らす少女ロゼッタ。ある日、彼女は理由もなく職場をクビになってしまう。ロゼッタは厳しい社会の現実にぶつかりながらも必死で新しい仕事を探しつづけるのだが……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『ロゼッタ』
原題(英題):『Rosetta』
🎥製作国 : ベルギー・フランス
🎥初公開 :1999
日本公開 :2000/04/08
🎥上映時間 :93分
🎥受賞 第52回カンヌ国際映画祭
パルム・ドール 主演女優賞
🎥監督(製作):リュック・ダルデンヌ、ジャン=ピエール・ダルデンヌ
脚本 :リュック・ダルデンヌ、ジャン=ピエール・ダルデンヌ
原作 :※※※
撮影 :アラン・マルクーン
音楽 :ジャン=ピエール・コッコ
出演(声優): エミリー・デュケンヌ、ファブリツィオ・ロンギオーヌ、オリビエ・グルメ、アンヌ・イェルノー

🔸Overview (映画. comより)———————
ベルギーの映画作家リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ兄弟が、どん底の生活から抜け出そうともがく少女の日常を手持ちカメラによるリアルな映像で描き、カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールと主演女優賞を受賞した人間ドラマ。酒びたりの母親とキャンプ場のトレーラーハウスで暮らす少女ロゼッタは、ある日突然、何の理由もなく工場での仕事をクビになってしまい、新しい仕事を探しはじめるのだが……。
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