Moomin

ロゼッタのMoominのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
4.9
これが映画のショットっていうやつかね  

ロゼッタ
アル中の母の元仕事を探す
数ある救いの手に彼女がどんな決断をするのか
カメラは永遠と彼女を捉える

カメラーーー。
ダルデンヌ兄弟はどこまでが計算なの?
どこまでが才能で、どこまでが演出で
徹底的に意図のあるカメラワークにカメラポジション カメラとロゼッタの気持ちが常に二人三脚というか
不安を煽るようなショットだけでなく
表情だけでは語れない、
映画の中での構成によってはじめて生まれる表現を、この監督は芸術の域まで持っていってる

また終わり方も、作品を上手くまとめる
結論を出すのではなく、過程の中で生まれたものを大切に観客に投げかける。
演技と相まってこれが心に響く


ほか作品とも作風やテーマがとても似てる
段々彼らが伝えたかったことに、気付き始めた段階
まだまだこの監督を追いたいと思った
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