貧しい、ひたすら貧しい。
車(トレーラーハウス)に住むベルギーの貧乏母娘の物語。
ペットボトルで魚釣りのしかけをする姿、
必死に仕事探しする姿、
観ていて痛々しい。
カンヌのパルム・ドールを取った作品だし、良い作品なのかもだけど、観ていて辛くなるだけ。
主人公の娘は仕事にありつけない。
若くて、元気、きつい仕事でもOKなのに仕事にありつけない。
悪いことや法にふれることもしているけど、彼女は彼女なりの正義で動いていることが感じられる。
必死にもがいている。
一方、母親は酒に溺れ、良い酒を手にするために売春婦みたいなことをしている。
ラストで、やっと手にした仕事を辞め、貧しい生活を続ける。
本当に良い映画なんだろうけど、私は好きになれなかった映画でした。