湾岸戦争の開戦を宣言するブッシュ（ウォルター曰く石油が全ての根っこ）。平和主義者で良心的兵役拒否者のデュードとすぐにベトナム戦争の体験を引き合いに出すウォルターは対照的な二人だが金と権力で支配する人間を嫌う。「ベトナムを焼き払って駐車場にすればいい」と発言したレーガンと親交があった金持ちリボウスキ（彼らは戦争を煽るが戦場へ行かない）、リボウスキと対峙するデュード、戦争を知らず自由を謳歌するバニー、じきに生まれてくるリトル・デュード、世代から世代へ。熊を食うこともあれば熊に食われちまうこともある。クヨクヨしてどうする。人生は流れていく（タンブルウィード）。彼女をお金持ちに奪われたボンクラ男の歌で締めくくる。
