たむランボー怒りの脱出

野菊の墓のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

野菊の墓(1981年製作の映画)
3.5
ジジイになった主人公が舟に乗ってる場面から始まって、そのジジイ目線っぽく向こうから来る別の舟をとらえたカットで舟に乗ってるのが少年時代のジジイだったという繋ぎが美しい。その後に松田聖子と舟ですれ違いながら会話を交わすシーンも端的に2人の運命が暗示されていて良い。
顔のクロースアップがバッキバキでビビる。そのバキバキ具合で繰り返される切り返し。全然知らん家に嫁ぐ松田聖子を主人公が追いかけるシーンが良いけど、ここがピークになってしまってて惜しい気がする。