ろうく

野菊の墓のろうくのネタバレレビュー・内容・結末

野菊の墓(1981年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作は読んでいなく、松田聖子ファンとして鑑賞しました。

演技は政夫も民子も初々しくて、棒読みだけど年頃っぽくて(?)それも良く感じた。

民さん17、政夫さん15で一緒になるのは駄目なのかァ、と思ったらイトコなのか、、
世間体を気にする親の元に産まれるとそりゃ
なかなかさせてもらえないよなぁ、、

最初の舟、雑巾がけ、綿取りに行く道中、すごく良かった。お互い好きなのにどちらも直接は言えない感じが。ありがちなのかもしれないがすごく良かった。
花で例えて好きを伝えるのはイイね。
すごく可愛いし伝えやすい。
花を見るたび思い出すだろうし。


あとお増さん、最初は嫌な人だなと思ってたけど後半しっかり良い人になってフェードアウト。


好きでもない夫との子供を流産しそのまま体調を崩したまま亡くなるなんて、
後半になるに連れてタイトルが頭を回りまさかまさかだったよ、、
最後の最後まで手紙を握りしめ その中にあの時受け取った竜胆を挟んでいるなんて、、
一途、綺麗すぎる。
冒頭もそういえばおじ様のお話から入った。
ラストシーンのお墓の前でで再登場し政夫さんもずっと一途だったのだと。よかったと。思わされた。こりゃ泣いちゃうよ。

良かった。滲みた。いい映画だった。
ろうく

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