留

野菊の墓の留のレビュー・感想・評価

野菊の墓(1981年製作の映画)
1.0
始まって「なんじゃこれ!?」と叫んでしまった。
カラーだし東映マークだし松田聖子のブス顔アップ!
てっきり木下惠介のモノクロ映画だと思ってたので。あっちは《野菊の如き君なりき》でした。松田聖子にはなんの思い入れもなく、どちらかというと嫌いだった。最後まで見ても嫌いなままだ。日本髪がまったく似合わない!メイクも変だよ!山口百恵、三浦友和で見たいが三浦友和だと歳下に見えないか。
加藤治子、名演。樹木希林がおかしい。愛川欽也もセリフは少ないがすごくいい。周りがいいのだが、主役二人がやはりぶざまだな。特に聖子。
音楽。始終テーマ曲が鳴らしに鳴らされる。途中まではそんなに気にならなかったが、しまいにウンザリしてきて、いい加減にしろ!と思い、ラストの松田聖子の歌で呆れた。
千葉が舞台のはずだが2人が綿摘みに行った遠景には日本アルプスが見える。
民子が結婚する日、マサオは中学を抜け出し駆けに駆け結婚の行列を追いかける。やっと民子の人力に追いつきリンドウの花を一輪差し出す。ここで1分40秒笑いが止まらなかった。笑える。
嫁ぎ先の姑が鬼だけど、鬼場面しかないのがなんとも。嫁ぎ先描写では聖子と姑しか出てこない。夫も出てこないのか?使用人もいないのか?夫と2人のシーンもなく突然セリフで「妊娠」「流産」かよ!

✖︎松田聖子が「バイバイ」と言ってるシーンがある。

原作はさぞ感動的な小説だろうと思うが、この映画は松田聖子以外で見たかった。
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