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弥次喜多道中記のmitakosamaのレビュー・感想・評価

弥次喜多道中記(1958年製作の映画)
3.4
スカパーにて。弥次喜多数多くあれど、今作の加藤大介・小林桂樹の恰幅の良いオッサン二人はなかなか貫祿があって異質だったな。

女房に頭が上がらない弥次さん(加藤)と女好きでナンパ者の喜多さん(桂樹)は原作者である十返舎一九に言われ東海道の旅に出るというメタな展開。

各宿場で色々ドタバタを演じてしまう弥次喜多が楽しい。
五右衛門風呂のフタを取って便所の下駄を履いて入浴するとか(笑)しかも混浴するのが女形の三木のり平だとか(笑)草笛光子演じる女スリに現金全部取られちゃうとか。

そして三船・池部演じる侍の敵討ちの騒動に巻き込まれる。三船・池部にドジョウすくいをさせるというレアなシーンが見ものだ。池部良は流石だが三船はちょっと照れが見れるな。

そして狐に化かされるという森へ赴き、偽小判を鋳造する宗教団体のアジトへ潜入。旅先でずっと一緒だったイケメンの飴屋(宝田明)が事件を追う幕府隠密だとわかり加勢に。

最初から最後までドタバタが楽しい。ちょっとオッチョコチョイな丸顔のオッサン二人も微笑ましいぞ。
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