Bamboo

ザッツ・エンタテインメントのBambooのレビュー・感想・評価

4.0
見終わるととりあえずミュージカルを見たい!!と思わせてくれるような作品。見れてよかった。。

劇中で紹介されるMGMのミュージカルの黄金期の名シーンの数々の素晴らしさは勿論のこと当時を語る俳優陣の語り口がウィットに富んでいてやたら面白いのが印象的だった。

デビー・レイノルズが映画初出演時の自分を指して「あの変な子供が私です」と言ったり、劇中1曲しか歌っていませんが実は吹き替えです、と自虐するくだりや、ドナルド・オコーナーが水泳の名手であるエスター・ウィリアムズの相手を務めさせるために名だたる大物俳優(ジミー・デュランテが泳がされているのを見て笑った。。)が泳がされたものですと振り返るくだり、ジェームズ・スチュアートが1920-30年代の無声からトーキーへ移り変わる時期に歌と踊りを強制された俳優たちの苦悩を語る際にこの人はミュージカルに向かず歌は大抵吹き替えでしたね、と茶化すくだりとか最高。

語り口以外としてはジーン・ケリーの危険極まりないノースタントの華麗すぎるシーンの数々が素晴らしかった。映画「ビッグウェイ」でのとんでもなく長い梯子を使ったスタントは圧巻。
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