工藤蘭丸

ザッツ・エンタテインメントの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

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これは過去のMGMミュージカルの名場面を集めて紹介したドキュメンタリーだけど、まさにミュージカル映画の楽しさが濃縮されてぎっしり詰まった傑作でしたね。その後、PART3まで作られることになるけど、私はこの第一作だけでも3回ぐらいは観ているかも知れませんね。

『雨に唄えば』『巨星ジーグフェルド』『踊る紐育』『私を野球に連れてって』『バンド・ワゴン』『恋愛準決勝』『世紀の女王』『ショウ・ボート』『オズの魔法使』『掠奪された七人の花嫁』『恋の手ほどき』『巴里のアメリカ人』などなど、ミュージカル映画の名作を、私は本作を通じて知ったものでした。

プレゼンターも豪華で、フランク・シナトラ、エリザベス・テーラー、ジーン・ケリー、フレッド・アステア、ドナルド・オコーナー、ミッキー・ルーニー、ビング・クロスビーなどの往年のスターに加え、ジュディ・ガーランドの娘のライザ・ミネリが登場して来た時には、訳もなく感動させられたものでしたね。

ちなみに、ライザ・ミネリは一昨年ぐらいのアカデミー賞授賞式に、車椅子に乗ったヨレヨレの姿で、レディ・ガガに支えられながらプレゼンターとして登場したんだけど、その時にも感動させられてしまいました。