ヤスマサ

危険な情事のヤスマサのレビュー・感想・評価

危険な情事(1987年製作の映画)
3.3
浮気をした相手がストーカーとなって襲ってくるサスペンス・スリラー。
弁護士ダン(マイケル・ダグラス)は、遊びのつもりで一夜の情事を楽しんだが、運命の出会いと感じた相手のアレックス(グレン・クローズ)は、ダンに付き纏い、その一途な思いはやがて狂気のストーカーとなっていく。

きっかけは何であれ、人が豹変する様は怖いものだ。
エスカレートする狂気に、恐怖心が増すばかりで見ていられないほど。
ストーキング行為は、終盤には病的で妄想に駆られ、初めの頃の自傷行為が可愛くさえ思えてしまう。
ショッキングなエンディングは、有名なシーンだ。
軽率な行動は慎むべきとか、自業自得だなどという言葉では片付けられない内容。
道徳や倫理観云々を問うているのであれば、アレックスの演出は違ってきただろう。
サイコホラー的要素が大きい映画。
ヤスマサ

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