シネマJACKすぎうら

ジャガーノートのシネマJACKすぎうらのレビュー・感想・評価

ジャガーノート(1974年製作の映画)
4.0
豪華客船に仕掛けられた時限爆弾をめぐる、爆破テロリストとイギリス海軍爆弾処理チームの攻防。主演はこの時代に量産されたパニック・アクション大作の常連ともいえる、リチャード・ハリス。

小学生のころ、親にかくれ深夜テレビで観たっけ(笑。
主人公は爆弾処理チームの超ベテラン。たしか、、「オ〜レはチャンピオン〜♫」とか鼻歌うたいながら仕事にかかる感じのキャラ。

当時はなぜか主人公の若き部下を演じるデビッド・ヘミングスに感情移入したんだよな。
しかし、そんな自分にとっては、その後壮絶な展開に打ちひしがれることに。。

ショック冷めやらぬうちに、かの有名な超スンバラシいラストになだれこむ。
”赤か?青か?”
主人公は、自らと乗船者全員の命をかけた選択をせまられる。と同時に、これは永年培ってきた”仲間たちへの人間観”に対する踏み絵でもあるのだ。
はたして、彼は本当のチャンピオンたりうるのか、、?!

タイトルはヒンズー教の”破壊の神”に由来するとか。ネーミングも洒落てる。
隠れた大傑作。未見のかたは是非!!

余談ですが、その後、期せずして「サスペリア2」でデビッド・ヘミングスと再会を果たし、妙に感激したのでした(笑。