Mariko

三十九夜のMarikoのレビュー・感想・評価

三十九夜(1935年製作の映画)
3.9
過日ヒッチコックのドキュメンタリーを観て、イギリス時代の作品を観直したり新たに観ようと思って、アマプラにある辺りから。

ヒッチコックお得意の「巻き込まれ型」サスペンスの源流ともいえる作品か。こういう古い作品は、今だと「当たり前」のことのお手本になっていることが多くこれもご多分に漏れず、それ。これが1935年(昭和10年)作だと思うと驚く。

序盤はちょっとちんたらしてる印象ではあるけれど、動き出してからのテンポは申し分なく、オチでうわあと思ったらそこでストンと終わるのも凄い。

それにしても『三十九夜』。こういうのって、何かの機会にタイトル直せないのかな。作中のキーワードなのに。
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