hasse

三十九夜のhasseのレビュー・感想・評価

三十九夜(1935年製作の映画)
3.4
1930年代のヒッチコック作品に、なかなかハマれない。今回も同じ結果に…。円熟期に比べてヒッチコック的映像が乏しいのもあるが、セットのチャチさも起因しているかもしれない。

冒頭でホールで芸を披露する記憶屋がモチーフとして浮いていて、伏線感が駄々漏れである。

ルパンと銭形がよくやってるイメージのある、手錠つながれコントの元祖か?手錠の仕掛けにより、例えば、ヒロインの女性がストッキングを脱ぐ作業等、(この時代なら特に)メインにならないはずのモチーフが不意に画面の中心に据えられたりする面白さはある。
hasse

hasse