おかちゃん

約束のおかちゃんのレビュー・感想・評価

約束(1972年製作の映画)
3.2
「やっぱり岸惠子は美人だな~。喋んなくても絵になるもんね~。こりゃ、台詞覚えなくて、ある意味で楽かも…😀」そんな想いでずっと鑑賞に耽った。

昭和感を漂わせ、日本海🌊を背景にJR北陸線で柏崎を往き来する…齊藤耕一らしい画。途中で列車出発待ちで駅弁買ったり、Ski板担いだ若者が乗り降りしたり…昭和は長閑で良かった😢💦💦。と、感慨耽りつつ3点
①どこかしら「男と女」的仏🇫🇷映画
②これ「迷作・傷天」元ネタ的作品?
③北陸イメージだが、実は敦賀。

①=作品の海、過去に訳アリ男と女、女の気持ちの雪解け、募る恋心とモチーフが重なる。但し仏🇫🇷ハッピーエンド。こちら🇯🇵バッドエンド。ここが情緒的で昭和ぽい。一歩ズレると火曜サスペンス劇場。事実、これ以後この手のサスペンス・ドラマの雛型となる。
②ショーケンの実質映画初出演。服装センス、台詞回し、仕草、悪ふざけ…全てがここにある。オマケに役名「朗➡️アキラ‼️」
③映る景色を観てて、どこか記憶にあるな…
・冒頭の松林(気比の海岸)
・墓参り後の東屋(気比の海の家)
・駅の様子(敦賀)
と、敦賀近郊の風景と思いあたる!
「何だ! 敦賀なのか…」実は少々この地は個人的思い出がある。「懐かしいな…❤️どうしてるかな…?」

'72~'73年頃。昭和というが、第1次オイル・ショック前で日本🇯🇵経済基盤が確立され、世の中が固まっていく時代。GSブームが去り役者へ方向転換するショーケン&この後離婚して仏国🇫🇷から帰国岸惠子。何とも夢があり艶ぽいではないか。そして○年後に私達2人が…👩‍❤️‍👨😂