社会派をうたった映画は数しれず生まれてきたのに、こういう映画に注目が集まらないことにすごい疑問。戦史も混みでミリタリーオタクの私だが、戦争の被害が少ない京都から長崎に移住した知人が「長崎の人は本当に真の底から原爆に怒っている」と言っていたが、それがいかにわかった。アニメでしか描けない。どれだけ生命をオモチャにして犠牲にしても得られるものなどない。そのことを痛感し柄にもなくミリタリーオタクのくせに戦争というものに怒りがわいてきた。市井の一般市民側から徹底して戦争が描かれている。そして宗教にもアレルギーのある人にも見て欲しい。
