詩的な佇まいをした美しい映画だと思った。物語映画としての情緒もありながら、掴みどころがないような深淵さや想像の余地、畏怖の念みたいなものも感じられる不思議な作品。
子どもならではの感覚、邪気も打算…
怪作『ルノワール』(早川千絵)の魔術を体感した後では、『お引越し』にどこか物足りなさを感じてしまうのは気のせいでしょうか。いや、『お引越し』が『ルノワール』などとは比べ物にならない傑作であるのは当然…
>>続きを読む凄い映画だった。人情ドラマとしても優れていたがそれだと1時間30分で終わっていいはず。最後の30分の神秘的なシークエンスは一体なんなのか。様々に解釈を呼び込むことのできる謎めいた箇所で、これをどう受…
>>続きを読む 走る。とにかくレンコは走るのだ。
人が走る目的は凡そ何かを追いかけるか何かから逃げるかのいずれかだが、だとすれば彼女が追いかけるのは零れ落ちる「コドモ」であり、「オトナ」にならせようと覆いかぶ…
めちゃくちゃ良い映画だと聞いていたのでハードルが上がっていたが、その通りとんでもなく良い映画だった。
映像が洗練されすぎてる。開幕から歪な三角形のテーブルで食卓を囲む三人で、もう直感的に「この家族は…
「親の都合に子供はなすすべがない」
1993年 第46回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作品
今までの長回しを多用して若手の俳優から緊迫感を引き出し、薬師丸ひろ子、工藤夕貴、斉藤由貴ら当時…
うわぁめちゃくちゃ良かった。
なんだこの子!この演技!この肝の座り方、どういうこと!?と思ったけど京都の老舗料亭の娘で厳しく育てられた子(当時)らしい。なんかリズムが見えるんだよな〜すごく惹きつけら…