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お引越しのAkaのレビュー・感想・評価

お引越し(1993年製作の映画)
3.7
象徴的なシーンが多いけど、なんて分かりやすいんだろう。ある意味で説明的。見てるあいだずっと、失われたものを感じていた。それは、この夏の雰囲気と、スマホやネット環境がないからこそ出来る子どもの成長の仕方………人生には自分を自分で抱きしめるときが絶対くるのだ
子どもの成長物語として芦田愛菜主演「こっこ ひと夏のイマジン」を思い出したけど、(あ、あれも関西弁じゃん) この田畑智子も魅力的、棒なんだけど、途中からすごいいい感じになる。
あらゆる所で主人公に共感したんだけどお父さんと絶対同じ高さには居ようとしないところ、逃げるところ、「来るな」っていうレンの気持ち痛いほどわかる。私にもこの位の年の時に親という存在に対して目が覚めた瞬間があったからな。皆もそうなのかな。レンは自分なりに消化出来てて凄いな、私は全然だめだった
いやまーとにかく夢中で見ちゃった!相米監督作品のなかではこれが一番好きっていうかこれしか好きじゃないかもな(笑)
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