素晴らし過ぎました。
内容と感情の咀嚼が簡単でない程の充実度。
エンドロールまで一滴残らず飲み干した。
終盤のメタファーや繰り返される台詞、相米監督のユーモアと凄さが爆発しとる。
今回は誰も死なないしほのかにだったけど、やっぱり"死"を感じた…これ、ザ・相米監督なの?震えちゃうね。
中井さんも桜田さんも京都弁違和感なくて耳心地よく。初映画で、少女の瑞々しさと両親の離婚という葛藤の中で成長する過程を堂々と演じ切る田畑智子さんに、初っ端からめっちゃ入り込んでしまう。
最後は「強いね、レンコはもう充分大人になれたよ」と抱きしめてあげたくなる気持ち。
あの頃の感受性が夏という季節に見事にハマる。子供の頃に戻って花火を見に行きたい。