メイプルわっふるG

星を追う子どものメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
3.1
少女と男教師が死者に会うため黄泉下り。
さよならを知るための旅。ジブリ色満載なファンタジー映画。

ジブリでないことが不思議なくらい初期ジブリ要素が豊富。絵面に至っては「未来少年コナン」まで遡りそうなほど。ムスカ大佐的な「メガァ」はサービスなのか。
個人的には「ベルセルク」的な、闇に蠢く使徒、朝日とともに撤退、捧…げる、などにトキメキを覚えてしまう。

ファンタジー溢れる内容にこちらも平静で見ていられた新海誠作品。恋愛系のモヤモヤ感もなく、心底なぜこちらを先に見なかったのかと先日の自分に言いたい。

新海作品のニワカどころか鑑賞デビューしたてだけど、ここのところ見た中で随分と毛色の違う印象だった。
ネタの多さに掘り下げ甲斐があると思いつつ、身勝手なような先生が一番まともに見えたり。
少女へのぞんざいな扱いはむしろ好感度アップ。あそこで、優しいオジサン&懐く少女、なんて展開は望まない。他を切り捨てる覚悟の男は、自分の一番大切なものがなんなのかわかってる、って伝わってくる。

それにしても、新海作品を見てジブリを見たくなるとは思いもしなかった。


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集中鑑賞記録
2020.09.08 君の名は。←新海作品鑑賞デビュー
2020.09.08 秒速5センチメートル
2020.09.08 言の葉の庭
2020.09.10 雲のむこう、約束の場所
2020.09.10 秒速5センチメートル
2020.09.10 星を追う子ども
2020.09.10 君の名は。
2020.09.12 彼女と彼女の猫 -Their standing points-
2020.09.12 君の名は。
2020.09.12 言の葉の庭
2020.09.12 雲のむこう、約束の場所
2020.09.13 猫の集会
2020.09.13 秒速5センチメートル
2020.09.13 言の葉の庭