あさり

独裁者のあさりのネタバレレビュー・内容・結末

独裁者(1940年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最後の演説ではハンナたち以外の顔は映らず床屋の独擅場であった。映画史上最も人道主義的なセリフであった。
描かれる幸せの形が非常に慎ましいので暴力についての邪悪な示唆がより際立つ。いろんなものを踏まえた、たくさんの笑いがあるけれど、それらは非常に卑近で猥雑なものなので(規範の暴力性を感じることもあるが)知っている笑いなので安心する。ただ、この映画で一等面白いのは、ピエロを演じる彼なのである。
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