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独裁者のmfgのネタバレレビュー・内容・結末

独裁者(1940年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


クスッと笑えるような表現で戦争において起こりうる様々な悲劇(不発弾や手榴弾の不手際、敵味方が入り混じる戦線、etc…)を訴えるチャップリン凄い…/負傷パイロットを助け、頼まれて共に戦闘機に登場→ガス欠にて不時着→敗戦(新聞では“休戦!”を知る/一人二役(おマヌケ床屋&トメニア国総統)/トメニア国総統役の方でもちょいおマヌケ演出でクスッとさせるとこ(熱烈スピーチ中にむせちゃう→水をがぶ飲み→水をズボンに入れる…笑)がさすが…/何言ってるかよくわかんないけど身振り手振りで凄げ気なこと言ってる気なスピーチ…クスッとしちゃうけど現代の政治家もおんなじだから国民としては全く笑えない…/民主主義や自由の否定…絶対だめ、「自由・民主・信仰」が本来のあるべき姿/世界平和を建前にめちゃくちゃやるのは悪なる政治家の定石…本当に世界平和を目指すならば、世界中の人々が真の地球神を信仰することが必要なのに…/人々に見捨てられたおマヌケ床屋→助けてくれようとしてくれた運命の彼女(…危うく自身も傲慢な突撃隊の巻き添え食らって昇天させられそうになるもセーフ(フライパンの攻撃力の強さ凄い…))…ドラマティックな2人の出会い…♡/きっぷのいい台詞と共に去りゆく彼女に女の強さを感じる…素敵…/街灯首吊り刑間際に現れたるは、かつて救った負傷パイロット…純粋な善行による功徳(命の恩人が命の恩人に…)/“反抗”→“勇敢”…他の人の良い面を肯定的に見る捉え方って大事/総統は多忙…実験に次ぐ実験(絹のように軽い防弾服、う○こみたいな形状の帽子型軽便落下傘)&失敗に次ぐ失敗…、懸案事項多数/運命の彼女のとことん純粋で希望に満ちた言葉の数々が素敵…/惚れた女性に髭剃り施しちゃうおマヌケ床屋とそれを笑う女性の2人のほのぼのが可愛い…→美しく生まれ変わった女性→突撃隊の態度の変わりようにびっくり/総統を洗脳し影から操る黒幕の存在/音楽に合わせて動くおマヌケ床屋…客としては不安…笑→曲のフィニッシュと共に整髪もフィニッシュする絶妙な技術…!/自分に反対意見を言う者は徹底的に排除する独裁者(バナナ剥きながら怒り爆発!)/アパートの住人総出で床屋と彼女のデートをお見送り…温かい…→そうとうの大演説により中止に…/突撃隊から女子供を守ろうとする男気溢れる指示に現れる武士道精神が素晴らしい/床屋を助けたために逮捕された負傷パイロット(=ユダヤ人虐殺の防波堤となっていた閣下)/自分の店を爆破され眺める姿が辛い…明るい未来を思い描いて励まし続ける女性が素晴らしすぎる…/アパートに匿ってもらった閣下主催の官邸爆破による総統殺害計画会議(という名の生贄選出会議…銀貨入りのお菓子を食べた人が生贄になる→彼女による全てのお菓子に銀貨を入れるという策略(床屋は普段から銀貨食べちゃう癖があったため他の人から銀貨を押し付けられても食べちゃった笑)によりドロー)/閣下匿う派vs追い出す派/→閣下&床屋は屋根上へ逃げるも床屋お得意のおマヌケにより2人とも捕まる/土地を離れてもなお逮捕された床屋に愛のこもった手紙を送る女性…素敵すぎる…/彼女が逃れた地へも進軍の危機が…(総統から感謝を評された腹デブのアホみたいな嗚咽、乾盃後にグラス叩き割る、拝礼しあって頭ごっつんこ)/→敵軍の侵攻による作戦の危機に腹デブが軍服アホみたいにつけまくった勲章をとりながら怒鳴り散らす総統(→勲章だけでは飽き足らず、軍服のボタンやサスペンダーまでも…)/剛気な来客には心理作戦/舞踏会でのイチゴにマスタード塗ったくっちゃうレベルで冷静さを欠いちゃう白熱した進軍署名討議/スパゲティを引きちぎろうとするという形での侮辱/黒幕の卑劣すぎる作戦の耳打ちにより署名/最悪のそっくり具合…最悪のタイミング…/独裁者の聳え立つ下に“LIBERTY”と掘られている皮肉…/人を憎むことが義務とされるなんておかしい/床屋の訳もわからず総統と勘違いされてさせられたスピーチか素晴らしすぎる…選挙の前に全ての人々に聴いてほしい内容だった…(2022/07/10 の前に…)
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