にっきい

独裁者のにっきいのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
3.0
ドアを開けると大量のねゃんこが溢れ出てくる。

アップリンク京都で『フォエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭』がやってたので観た事無い作品を選んで観てきました。

独裁者ヒンケルとユダヤ人の床屋の話し。
チャップリンの短編は結構見てきましたが、長編は初めて、更に今作はチャップリンが初めて完全トーキーとして撮られた作品だそうで、初めてチャップリンの声聞いたかも。
まあ全然特徴の無い普通の声でしたが。
今作はタイトルや場面写真からも分かるようにヒトラーやナチズムを露骨に批判した映画で、第二次世界大戦の影響で日本では20年も経ってから初公開されたそうです。
第一次世界大戦末期、ユダヤ人の床屋(チャップリン)は将校を助けるのだが記憶を失ってしまう。
祖国トメニアに戻った床屋は独裁者ヒンケルがユダヤ人を迫害してるのを知るのだが、シュルツの恩人なので特別待遇を受ける。
しかし世界は第二次世界大戦へ向けて動き出し、シュルツは失脚し床屋たちも逮捕されてしまう…、って話し。
たまたま偶然独裁者ヒンケルとユダヤ人の床屋が瓜二つな設定なので、てっきり影武者的な話しかと思ってたら、別々に話しが進んで行きました。
ユダヤ人を一掃しようとするヒンケルと、迫害される床屋。
このまま2人の人生は交わらないのかと思ってたら…、最後に笑うような偶然の出来事で入れ替わってしまうんです。
コメディで2時間越えはちょっと長いですが、ラストの演説も含め面白い映画でした。

今朝の1曲
マジカル・パワー・マコ『フレッシュベジタブル』
イエロー・マジック・オーケストラの世界的活躍でテクノポップが大流行してた頃、友だちのS本くんが1枚のシングルレコードを持ってきました。
それがこの曲(https://m.youtube.com/watch?v=A4Gx8iDWNtI)。
確かにピコピコ鳴ってるんですが、テクノポップと言うよりはコミックソング?いや実験音楽に近いかも?
一度聴いたら忘れられなくくらいインパクトのある曲です。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年12月30日
鑑賞回:9:45〜11:50
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 H-2
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:125分
備考:フォエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭
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