どこをどう見てもヒトラー批判の作品。制作が1940年なのすごい。
チャップリンとヒトラーはわずか4日違いで生まれ、ちょび髭がトレードマーク。
NHKの「映像の世紀 バタフライエフェクト」でも2人にフォーカスした回があり、ヒトラーは演説で人々の心を掴むためにトレーニングし、チャプリンは映像と喜劇で人々の心を掴み、そして「一歩間違えば立場は逆だったかもしれない」と遺していた。
8週連続のチャップリン特集上映も5週目の折り返し地点。8/11-17週上映作品としてはぴったりかも。
序盤はいつもの喜劇。大砲から発射した弾がボテっと落ちるのとか絶対にやるだろって思うのをしっかりやって笑わせてくれるのすごい。
チャップリン演じる2人の男を軸として進み、床屋の男の演説がみごと。これが史実だったら良かったのにね。
没後45周年『フォーエバー・チャップリン ~チャールズ・チャップリン映画祭~』
5週目
字幕翻訳: 清水俊二
字幕補足: 大野裕之(日本チャップリン協会会長)
2023-172-143