MubaoMasato

独裁者のMubaoMasatoのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
4.7
「独裁者」
チャールズ・チャップリンの名作だけど、DVDがどこにも発売しておらず、KADOKAWAチャンネルで全て配信されているのを見て、加入して観ました。想像の上を超す面白さと刺さるメッセージ。

▷こっから感想
最初の第一次世界大戦の軍事機械カッコ良すぎる。。これは、プラモデルとかあるのかな。。たまんないよね。
そして、一人の軍将を助け、記憶を失くした主人公。彼は、記憶喪失になりながら、国へ帰り、床屋を経営する。
しかし、内政はユダヤ人を排除する総督が支配していた。ヒトラーのよう
ヒトラーと同じ国民を奴隷のように使い、世界征服をもくろむが、ムッソリーニに似た将軍には前に出ることが出来ない。そういう男で、戦争を好まない。

不謹慎な笑いや現実を模倣するシーンがあるけど、所々の笑いがあるから、テンポ感が良い。一番怖かったのは、トマトを女性に投げつける所と沢山の軍人がユダヤ人の家に押し入れたシーンですかね。

そして、ラストシーンは、何言っているか分からない総督が海に落ちている所を兵士が勘違いして、ユダヤ人の脱走兵と認識し逮捕し、主人公は総督になる勘違いをされた。そこで発言した、ヒトラー批判と極右政権や独裁主義の国に対する民主主義のアンサー。これは痺れる。
ラストの女の人に対する言葉も女の人も良い表情するわ。
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