くらら

独裁者のくららのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
4.2
第一次世界大戦後、第二次世界大戦前にこの作品が作られたと知り驚いている。
ラストの演説だけは知ってて良い言葉だなと思っていたけど、映画のストーリーを観てから演説を聴いたら涙が出てきた。
本当に戦争なんて人間がすることじゃない。

チャップリンらしくユダヤ人の床屋は苦しい時でも日々のちょっとした出来事をユーモアにする姿が戦争を生き抜いてその頃の話をよく聞かせてくれた自分の祖父と重なり、楽しみたいという根本的な性格もあるのだろうけど、周りを笑顔にしたりそうでもしていないと苦しくなってしまうからというのもあったのかなと考えている。
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