シネフィルFUKUHARA

独裁者のシネフィルFUKUHARAのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
3.8
■福岡中洲大洋映画劇場
お別れ鑑賞3月39日(金)4分の1
https://www.nakasu-taiyo.co.jp/news/news_detail.php?seq=596
『独裁者』1940年 125分 モノクロ
10:10〜12:20 (301席:満席)

プリンのお皿を振り分けるシーンが個人的にツボだった。
多分10歳頃にNHKで観た以来の数十年ぶりの鑑賞で覚えているシーンは少しだったが、地球儀バルーンは印象的。妥協しないチャップリンが《平和、共存、富の分配、助け合い、愛情、人種平等》を訴えたのが2024年に再鑑賞して改めて分かった気がした。時空(時代)を超えても原点は変わらず。アインシュタインに会ったチャップリンと赤狩りのオッペンハイマー達が交差する。

※チャップリン初のトーキー作品で最高傑作とも言われる風刺コメディでチャップリンが、製作・監督・脚本・主演(2役)を務め、痛烈にヒトラーの独裁政治を批判した。邦題は『チャップリンの独裁者』でも知られる。