銀髪人材

独裁者の銀髪人材のネタバレレビュー・内容・結末

独裁者(1940年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

中州大洋劇場最終日にて。

いつから通ってたか覚えてないくらいたくさんの映画をここで観ました。
早起きして友人と2001年宇宙の旅を観たこと。付き合うか微妙な感じの女の子と来たこと。後輩と一緒に行こうねと話したけど結局各々一人で行ったこと。イベントの真ん中にこの映画館は確かにあったけど、結局将来思い出すのは誰と行くでもなく、一人で観たい映画を好きなように観ていた回のことなんだと思います。
(最近だとPearlが忘れられない!)
一人で鑑賞するという、自分にとっての映画の楽しみ方を気づかせてくれたのは間違いなくここでした。

自分だけが知ってるマイナー映画館と思って優越感に浸っていた時期もありました。でも今日劇場の壁にこれでもかと貼られた感謝のメッセージを見て、自分だけのものと思ってたこの映画館が、多くの人に愛されていた場所ということが一目でわかってしまった。
本当に長い間中洲の街の灯だったのですね。

今日は上映後に拍手が起こっていました。映画館で拍手が起こる体験は初めてだったけど、自分が作った映画でも劇場でもないのになんだか嬉しくなってしまった。きっとみんな同じ気持ちだったんじゃないかしら。

最後に、取り壊し後のことはわからないとのことですが、絶対に再開してほしい!
美味しいと評判の劇場カフェのカレーを食べられなかったので(めちゃめちゃ並んでた)、再開したらいただこうかと思っています。
さよなら、さよなら、さよなら。