B姐さん

独裁者のB姐さんのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
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やっぱりチャップリンは、役者のからみ具合といい、ギャグの間といい、トーキーよりサイレントの方がいい。この映画で再確認した。今まで「身体性」で表現し、批評性をを獲得してきたひとが、トーキーになった途端「言葉」に頼ってしまった印象をうける(スピーチは感動的ではあるが)。

閉館間近の新橋文化劇場で再見したが、ラストの演説シーンで劇場上の電車音が被ってきた時に複雑な気持ちになった。
でもなんだかんだこんな時代だから、「独裁者たちも同じ約束をした。だが彼らは守らない」という台詞は響く。

@新橋文化劇場(7/11/2014)
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