けじぃーあれん

独裁者のけじぃーあれんのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
4.5
最近のとりわけハリウッド映画でも多いのですが、セリフが多く説明が多い。トーキーを導入してもチャップリンはそれに頼らず、芝居でなにが起こってるか、劇中の彼らが何を思っているかを伝えられている。
現代の人にも通じるハイレベルな皮肉たっぷりのユーモア、メッセージ性すごいです。
レニリーフェンシュタールの信念の勝利だったかな。自演でやった子供がヒトラーに花束を渡すのと赤ん坊と写真を撮るカット実際にヒトラーが映画でもやった行為だったはずだけど特に内心笑った。うまくやるなーと。
最後の演説、言うまでもなく圧巻。演説前のタメで床屋からチャップリンに代わったと僕は思ってます。
カメラほぼ固定であんな長尺台詞のみで心動くなんて、言葉にならん感動でした。
本当に感動した作品です。