カトー

独裁者のカトーのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
3.0
入れ替わり系のドタバタコメディかと思って観たら結構真面目な内容だった。題材的にあまりふざけられないだろうけど...

作品的には風刺が効いていながら笑える箇所もありで良かった。もう少し短くても良かったが。

ただ、映画史に残る名場面と言われているラストのスピーチのシーンはちょっと引っかかる。内容は素晴らしいのだが、伏線も無しにトーンがいきなり変わるので面食らってしまった。ほぼ瞬き無しの鬼気迫るチャップリンの表情は圧倒的なのだが、いまいち作品とフィットしていない様な気がする。
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