真実の愛のために嘘を貫く、ウソみたいな詐欺師のホントの話…
実際にこんな事したのスゴすぎて常人には理解し難いけど…根底には家族や恋人に対する深い気持ちがあって、迷惑なのに憎めない男ですね。
実の母親に見捨てられたというトラウマを持つ彼は、正直に生きるといっても自分を誤魔化し何回も間違えてその度にまた嘘を重ねる。
人生の何もかもを嘘で塗り固めて自分自身でさえ存在が分からなくなっていても、「愛してる」の気持ちはだけはちゃんと真実なのがいじらしい…
その大切な気持ちさえあればきっと彼は存在していけるんだと思えます。
そんな彼の事を好きになってしまったフィリップも、出会った時から嘘なのにそんな彼が好きでどうしようもないの可愛いですね。
明るいラストもカラッとしていて良い余韻〜面白かったです。
