ナゴヤ球場をはじめとする本物のプロ野球の球場と観客、実在の球団をよく使えたなーと驚き。
あと高倉健が中日ユニ着てるってだけで貴重映像。闘将感あって良かった。
野球オタクとしては昔の応援団や球場の様子が見れるのも資料的な価値があって良い。
映画としては登場人物の感情は追えるので、悪くはないものの、シナリオや演出が全体的にもう一押し欲しいというか、緩急が弱い。
絵的にもマスターショットになるようなショットがないのも惜しい。
最後の試合が優勝決定戦なら、そう思わせるように盛り上がるように流れを作ってほしかった。
あとは自分が野球好きなだけに、細かい点がちょいちょい気になった。
(エリオットの入団時期とか、ナゴヤ球場の試合なのに空撮で甲子園のインサートが入るのとか)
あと常識に囚われない女性として描きたかったのだろうひろ子の描き方に若干チグハグさを感じる。時々ただのアバズレに見えてしまうのはこの場合の正解ではない。