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ミスター・ベースボールのTJのレビュー・感想・評価

ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)
3.0
かつてのMrベースボールが日本球界に都落ち。助っ人外国人としてベースボールと野球の違いに苦闘しながら人としても成長していくストーリー。傲慢なジャックが高倉健扮する厳格な中日の監督(まんま仙さん)と打ち解けていくところが良い!

邦画かと思ったら洋画!日米野球の違いのみならず、「連帯責任」、「縁起が悪い」等、アメリカから見た日本文化をさりげなく紹介している。

この監督は日本の野球をかなりわかっていて、日本人選手のチームワークや球場の雰囲気、巨人への対抗意識やデッドボールの扱いの違いまで芸が細かい。アメリカ用の描き方もなく、日本人がそのまんまってところも好感が持てる。日本人女性とのラブストーリーは展開早すぎて無理があったけど…

ホームランバッターとしてのプライドを捨てたジャックのバントシーンが痛快!映画としては点数低いかも。社会学、野球好きなら楽しめるはず。
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