やま

ナサリンのやまのレビュー・感想・評価

ナサリン(1958年製作の映画)
3.7
簡単に言ってしまえば、「沈黙」のような内容。
敬虔なクリスチャンがいくつもの災難にぶち当たる。それでも神は助けてくれるに違いないと信じて歩き続ける。

めちゃくちゃ思うのは、宗教とか神とかっていうのは大昔の人が考えた、人々を従わせる道具のようなモノだと。設定とか神話の構成なんかが上手く作り上げられているために、神みたいな存在はいるんじゃないかと思わされてると自分は思う。
そんな風に考えてしまう自分でも、何か自分に災難だったり立場が嫌になると、神頼みしてしまうこともある。神って凄いな。
きっと昔の貧困層であったり、虐げられているような人々は、そういう何かにすがりつかないとダメみたいな、そんな感じなんだろうな。
今の日本人には宗教が根付くと思えないと益々この映画みるとそう思える。そんな感じ。
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