過去視聴作品…。
当時…映画館で見た。
まさしく… 『これぞ、日本映画』って感じ…。
この情緒感…それぞれの深い心情を丁寧に描写している。
静かに動く…流れる…沈黙の中での会話…。
一瞬たりとも…目を離せない…。
なぜなら…目の動きや…わずかに震える唇…。
それらを見逃しては…何も感じないし…伝わらない…。
そう…それこそが日本映画の醍醐味…。
日本人特有の感情や人間性…。
そして…何といってもこの映画に欠かせないのは…。
三条八十の詩集『ぼくの帽子』と…。
『霧積』という場所設定…。
綺麗な響きのある…意味深な場所…脱帽。(麦わら帽子だけに…?)
大きなスクリーンで…麦わら帽子が舞い落ちていく…。
ゆっくり…ゆっくり…長い時間…ただそれだけが映し出される。
そして、この詩を語ってる声が寂しく…悲しく…せつない。
そこで…ジョー山中の歌声が追い打ちをかける…。
はい。ここで。号泣…。
映画のお手本のような…流れ…。
作り手の思うツボ…まんまと…泣かされます。
はい。恨みません。素直に泣かせていただきます。(苦笑)