ごとう

乱のごとうのレビュー・感想・評価

(1985年製作の映画)
3.0
仲代達矢の迫力と、ロケのスケールに圧倒された。
燃えるお城の石段を降りてくるシーンなんて狂気の沙汰。
ちょっと気になってロケ地の事とか調べたら、お城が燃えるシーンって億単位の金かけて本当に燃やしたとか話題に事欠かない。さすが、世界の黒澤。でもそのスケールゆえ資金繰りには苦労したとか。

長男は存在感薄くあっけなく討死。次男ろくでなし。三男賢く親想い。なのに秀虎は三男を追い出す。秀虎は人を見る目がないし、そもそもやって来た事が最低。自業自得じゃ!

ピーターが的を得た事言ってるし、大事な事は全てピーターが発している。
最初何のためにいるのかな?と思ったけどあの役だからこそ言葉が生きる。

親子、兄弟の争いより楓の方の腹黒さが際立っていた。
女の執念が一番怖い。
末の方姉弟が不憫。
ごとう

ごとう