血で血を洗う戦国の世を生き抜いた齢70の老将で、巻狩で見た悪夢を機に三人の息子に家督を譲って隠居することを決意した一文字秀虎。ところが三本の矢を用いた講説を先行きを不安視する三男に論破されて、彼を追…
>>続きを読む黒澤明の一部の映画は、昨今人気がたるインド映画につながるようなエネルギーと狂乱がある
私はとても好きです。正面からぶつかろうとすると意味わかんない映画かもしれないけども、狂気と捉えるととてもしっくり…
このレビューはネタバレを含みます
乱世ではあるけれど、人の業で生まれる地獄を全部移してやろうと感じるくらい気合いの入った地獄絵図。
少しづつ、少しづつ地獄に向かう父上の顔が恐ろしくて可哀想だった。
時折見せるこの世の綺麗な部分を…
リア王を戦国時代の家督争いという形で描いた作品。乱世とはいえ、生きるも死ぬも地獄で中々に悲惨。戦国時代の中でよくあった後継者争いは、こんな感じだったのだろうと思うと心が沈む
「ゴジラ」の監督、本多猪…
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「殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ」
人の情を移すのがとにかくうまい巨匠がバッドエンドの映画を作ったらそら地獄よ………って映画だった
秀虎の自業自得で因果応報では…
おびただしい数の馬と人間が疾走し、おびただしく死んでいく。
髪をばらばらにしてさまよう秀虎、狂ってからまばたきを一度もしていない。
「夢」でもそうだったけど行列、行軍のすがたが本当に…!あらゆる解…
「戦乱の狂乱」
家督相続によって揺れる人々と乱れる人心を描いた作品
大殿の描いた未来になるはずもなく、子どもたちの思惑を理解しようとせず、自らの指し示した先に行こうとするも上手くはいかなかった。…